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大学生がクレジットカード現金化を選んだ理由とその代償

大学生がクレジットカード現金化を選んだ理由とその代償

私は20代前半の大学生です。学費や生活費など何かとお金がかかる中、急に現金が必要な状況になり、私はクレジットカード現金化という手段を選んでしまいました。学生の私にとって、その選択がどれほどのリスクを伴うかを深く考えず、軽率に手を出してしまったことに大きな後悔を感じています。今回はその体験についてお話しします。

目次

アルバイト代が足りなくなった出来事

その日、私は友達との飲み会やサークルの活動、生活費などで予定より多くのお金を使ってしまい、月末を待たずして手持ちの現金がほとんどなくなってしまいました。さらに追い討ちをかけるように、大学の授業で使う教材費の支払いが急に必要になったのです。教材費は15,000円ほどで、支払いは現金のみ。アルバイトの給料日はまだ先だったため、どうにかしてこの現金を用意しなければならない状況に追い込まれました。

親に頼むことも考えましたが、すでに大学の学費や生活費を援助してもらっている手前、さらにお金を頼むのは気が引けました。また、友達に借りるのも避けたかったため、自分でどうにかするしかないと考えたのです。そんな中、以前インターネットで見かけた「クレジットカード現金化」という方法を思い出しました。

クレジットカード現金化の手段に頼ることに

クレジットカード現金化の方法は、思ったよりも簡単でした。現金化業者のサイトにアクセスし、指示に従って指定された商品を購入し、その商品をすぐに業者に買い取ってもらうという流れです。クレジットカードの利用枠はまだ十分に残っていたので、すぐに現金を手に入れられるこの方法は、今の私には魅力的に映りました。

私はその日のうちに現金化を行い、15,000円の教材費を手に入れましたが、手数料として約3,000円が差し引かれていたため、実際に手に入れた金額は12,000円ほどでした。手数料の高さに驚きましたが、「とにかく教材費を払える」という安心感が勝り、深く考えませんでした。

後からの返済が重い負担に

現金化を利用して急場をしのぐことができたのですが、問題はその後のクレジットカードの返済でした。私は現金化した分をリボ払いに設定しており、月々の支払いは少ないものの、その分利息がつき、支払いが終わらない状況に陥ってしまいました。

リボ払いは「月々の返済が少額で済む」という点が魅力的に感じていましたが、その実、金利が高く、元金がなかなか減らないという恐ろしい仕組みでした。アルバイト代の大半は生活費や遊びに使っていたため、利息分の支払いがどんどん積み重なり、負担がどんどん増していくことに気付きました。

また、クレジットカード会社に現金化の利用がバレてしまうリスクも後から知り、利用停止やカードの強制解約などのペナルティが発生するかもしれないという恐怖が常に頭の片隅にありました。一度の選択で、これほどのリスクを抱えてしまった自分に後悔するばかりでした。

繰り返される誘惑と悪循環

現金化の便利さを知ってしまった私は、再びお金が足りなくなると「もう一度現金化すればいいか」と考えてしまうようになりました。友達との旅行や急な出費があるたびに、カードの現金化に頼りたくなるという悪循環に陥りました。

実際、2度目、3度目と現金化を繰り返すうちに、手数料と利息の負担はどんどん膨れ上がり、アルバイト代だけでは返済が追いつかない状況にまでなってしまいました。カードの利用限度額も近づき、新たな借金ができない中、利息だけが積み重なるという最悪の状態でした。

家計簿を見返してみると、手数料や利息に支払った金額が無駄に感じ、心の中に虚しさが広がっていきました。自由に使えるお金は減り、友達との遊びにも行けなくなり、現金化に頼ったことを心底後悔しました。

クレジットカード現金化から学んだこと

今回の経験から、クレジットカード現金化が一時的な解決策に見える反面、実際には多くのリスクと負担を抱える危険な手段だと痛感しました。手数料の高さ、利息負担の大きさ、そしてクレジットカード会社からの信用を失う可能性など、現金化には考えもしなかったデメリットがたくさんありました。

結局、家族に事情を打ち明け、助けてもらってなんとか返済を完了することができましたが、それには非常に恥ずかしい思いをしましたし、家族にも迷惑をかけてしまいました。親に頭を下げる形になり、自分の軽率さを強く反省しました。

今では、少しずつでも貯金をするようにし、急な出費にも対応できるように心がけています。クレジットカードは便利なものですが、その使い方を誤ると取り返しのつかないことになると学びました。特に現金化のような手段には決して手を出さないよう、気を引き締めて生活しています。

大学生の皆さんにお伝えしたいのは、クレジットカード現金化のようなリスクの高い方法に頼らず、どうしてもお金が必要な時には、親や信頼できる人に相談することです。短期的な解決策に見える現金化は、長期的には大きな負担と後悔を生むことになるかもしれません。

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